築地魚市場が2月8日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は654億3700万円（前年同期比5.5％減）、営業利益8100万円（前期は1億9900万円の営業損失）、経常利益1億8700万円（1億5400万円の経常損失）、当期利益1億1400万円（5億4400万円の当期損失）となった。
事業別の概況は、水産物卸売事業部門の売上高は648億8500万円（前期は687億9400万円）、営業損失3300万円（2億5000万円の営業損失）と損失幅が縮小した。。魚種別では、鮮魚はブリやイカなどが減少し、鮮マグロも単価下落により金額が減少した。冷凍魚は冷タコは好調で数量・金額ともに増加し、冷マグロは取扱数量は増加したが金額はほぼ横ばいで推移した。
冷蔵倉庫業部門は取扱量が減少し、売上高は3億6200万円（4億1200万円）、営業利益は1900万円（2400万円）となった。
不動産賃貸業部門は売上高1億8900万円（5600万円）、営業利益9500万円（2600万円）と好調だった。
通期は売上高850億円（4.4％減）、営業利益1億円、経常利益2億1000万円、当期利益2億円を見込んでいる。
