Paltacは3月18日、東証一部と大証一部に上場したのを機に、20103月期第3四半期業績（非連結）を発表した。
売上高は5733億8400万円、営業利益は75億3100万円、経常利益は111億2700万円、当期利益59億800万円だった。
取引先の効果的な販売活動を支援するマーチャンダイジング機能やストアソリューション機能と、仕入先から販売先の店舗に至るまでの流通コストの削減に貢献する先進のロジスティクス機能の強化を図り、サプライチェーンの効率化を目指した取り組みを行った。
施策の具現化を強力に推進するため、北海道地区や東北地区において高品質・ローコスト物流サービスの提供を目的に、2か所の大規模ハイテク物流センター（RDC北海道とRDC東北）を建設し、同地区での事業基盤の強化・拡充を図った。
部門別にみると、卸売事業の売上高は5665億9200万円、営業利益は84億8000万円となった。価格下落などの影響があったが、新型インフルエンザ流行にともなう予防関連商品の特需や、新商品・季節商材への取組強化を行った結果、売上高は堅調に推移した。
物流拠点の統合による合理化と高品質・ローコスト物流サービスの提供を目的に、2009年5月にRDC北海道（北海道北広島市）を開設、11月にはRDC東北（岩手・花巻市）を開設した。横浜地区と首都圏の基盤強化と出荷キャパシティの拡大を目的に、11月にRDCの建設用地（神奈川・座間市）を取得した。
物流受託事業は、受託先の安定した事業展開や新規の受託先が増加したことなどの要因により取扱い量が増加し、業績は堅調に推移した。物流受託事業強化を目的として、2009年6月に物流センター建設用地（大阪・高槻市）を取得し、2011年3月期中の本稼動に向けて建物の建設を着工した。売上高は67億9100万円、営業利益は9億8500万円だった。
通期の業績予想は、売上高7450億円、営業利益78億円、経常利益125億円、当期利益65億円の見通し。
