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名鉄運輸/営業利益3.2倍

2010年05月11日/3PL・物流企業

名鉄運輸が5月11日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は808億2800万円(前期比9.8%減)、営業利益33億5700万円(3.2倍)、経常利益30億3300万円(4.7倍)、当期利益22億7400万円(前期は17億1100万円の当期損失)となった。

利益面では、グループ各社が減少する貨物量に見合った運行効率の向上や諸経費の圧縮に努め、増益となった。

貨物自動車運送部門では、取扱重量は下期に徐々に回復基調となったが、この回復に伴い運賃の下落圧力が強まったため、運賃単価は前年並みとなったが、家電メーカーの生産拠点が海外に一部シフトしたことなどが影響し、貸切輸送は低水準で推移した。貨物自動車運送部門の売上高は10.4%減の692億6100万円となった。

航空利用運送部門では、主力のAV・ゲーム機器関連の荷動きは順調に推移した。しかし、海産物輸送は水揚げ量の減少などから輸送量が伸び悩み、証券や高級ブランド品も減少基調が続いた。航空利用運送部門の売上高は6.2%減の86億5200万円だった。

流通部門では、新規顧客の開拓と3PL事業の推進に取組んだが、他社との競争が激化したほか、企業の在庫調整のため倉庫業務での保管貨物が減少。売上高は5.7%減の29億1400万円となった。

来期は売上高840億円(3.9%増)、営業利益25億円(25.5%減)、経常利益20億円(34.1%減)、当期利益8億円(64.8%減)を見込んでいる。

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