名鉄運輸が8月9日に発表した2011年3月期第1四半期業績によると、売上高209億6900万円(前年同期比7.8%増)、営業利益7億6400万円(14.1%増)、経常利益7億5500万円(24.3%増)、当期損失5300万円(6億円の当期利益)となった。
資産除去債務に関する会計基準等を適用したことによる特別損失を計上したことなどの影響により最終赤字となった。
貨物自動車運送事業では、商流貨物輸送を中心に取り扱っていることから景気の持ち直しにより輸送量に改善傾向が見られ、連結売上高は175億8100万円となった。
航空利用運送事業では、輸出関連企業を中心とした回復の遅れを背景に売り上げは減少し、連結売上高は20億200万円だった。
流通事業では、貨物の保管荷役部門については厳しい状態が続いたが、流通加工部門、梱包部門が好調に推移した結果、連結売上高は13億2900万円となった。
通期の業績は、売上高840億円、営業利益25億円、経常利益20億円、当期利益8億円の見通し。