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近鉄エクスプレス/来期売上高11%増を見込む

2010年05月11日/3PL・物流企業

近鉄エクスプレスが5月11日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は2118億3600万円(前期比18.6%減)、営業利益74億5100万円(17.4%減)、経常利益80億3200万円(12.7%減)、当期利益45億7000万円(31.4%増)となった。

2010年3月期の航空貨物輸送は各地域で復調傾向となったが、期初の大幅な減少を補えず、グループ全体の航空輸出貨物重量は12.8%減、航空輸入貨物件数は11.2%減となった。

海上貨物輸送も輸出容積で10.5%減、輸入件数で8.6%減と減少した。

主な地域別の動向は、日本の航空輸出貨物は米州、欧州向けの取扱いが伸び悩み、取扱い重量は0.6%減と微減となった。

海上貨物は輸出で化学品や設備機械が順調で、容積で5.8%増となったが、輸入では自動車部品などが減少で0.1%減となった。日本の売上高は952億9500万円(16.6%減)だった。

東アジア・オセアニア向け航空輸出貨物は、10月以降エレクトロニクス関連品を中心に物量が増加したが、期初からの大幅な減少のため取扱い重量は20.2%減となった。航空輸入貨物の取扱い件数も10.9%減にとどまり、海上貨物も輸出容積で16.9%減、輸入件数で17.9%減となったため、売上高は566億4900万円(20.4%減)だった。

米州向けの航空輸出貨物は、景気悪化による物量の落込みが著しく取扱い重量は25.6%減。航空輸入貨物も通期では低水準となり12.3%減となった。海上貨物は、輸出での新規顧客獲得もあり6.5%増と増加したが、輸入件数では7.9%減だった。米州全体の売上高は279億300万円(25.6%減)となった。

来期は売上高2350億円(10.9%増)、営業利益100億円(34.2%増)、経常利益100億円(24.5%増)、当期利益58億円(26.9%増)を見込んでいる。

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