玉井商船が5月14日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は57億2100万円（前期比22.6％減）、営業利益2億600万円（89.1％減）、経常利益1億600万円（94.2％減）、当期利益6100万円（93.9％減）となった。
利益面は、外航所有船3隻の入渠工事や円高の影響などで営業利益が大幅な減益となった。
外航海運業では、前年度後半からの新造船就航で運航船舶が1隻増加したが、海運市況が低調だったため上期は減収となった。下期は市況が好転したが、上期の減収をカバーできず、売上高は41億8600万円（23.8％減）となった。営業利益は、運航船舶数の増加、短期用船による借船料の増加などで6億7100万円（73.4％減）だった。
内航海運業は、荷動き量の減少に伴う航海数の減少などで、売上高は13億8600万円（20.4％減）、営業利益は運航費と船費などの減少で5800万円（533.5％増）と増加した。
来期は売上高71億円（24.1％増）、営業利益8億5000万円（311.8％増）、経常利益4億7000万円（343.4％増）、当期利益2億7000万円（340.5％増）を見込んでいる。
