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商船三井/売上高27%減、営業利益89%減

2010年04月27日/3PL・物流企業

商船三井が4月27日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は1兆3479億6400万円(前年同期比27.8%減)、営業利益209億3900万円(89.4%減)、経常利益242億3400万円(88.2%減)、当期利益127億2200万円(90.0%減)となった。

各事業の業績は、不定期専用船事業が売上高7232億円(27.8%減)、営業利益692億円(66.3%減)。コンテナ船事業は売上高4680億円(31.9%減)、営業損失586億円(営業損失236億円)となり、フェリー・内航事業は売上高510億円(6.7%減)、営業損失23億円(営業損失1億円)となった。不定期専用船事業では、鉄鋼原料船部門などでは安定した利益を確保したものの、前期比では減収減益となった。また自動車船は、一時極東出し完成車荷動きがピーク時の50%程度に低迷し、赤字を計上した。

コンテナ船事業では、前下期からの荷動き低迷と運賃の下落傾向が影響し、特に上期にその影響が大きかった。ターミナル事業は海外での取扱量が増加し増益となったものの、ロジスティクス事業の航空貨物取扱事業は減益となり、国内物流事業も貿易量の低迷などで減益となった。

フェリー・内航事業は、フェリー事業の損失が大きく前期に引き続き赤字を計上した。来期は200億円以上のコスト削減、南北航路・アジア航路への注力などで売上高1兆5500億円(15.0%増)、営業利益1000億円(377.6%増)、経常利益1000億円(312.6%増)、当期利益600億円(371.6%増)を見込んでいる。

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