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兵機海運/売上高21.3%減

2010年05月14日/3PL・物流企業

兵機海運が5月14日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は112億2800万円(前期比21.3%減)、営業利益3500万円(69.1%減)、経常損失7400万円(前期は2500万円の経常利益)、当期利益1400万円(9500万円の当期損失)となった。

海運事業では、内航事業が公共事業の縮小や設備投資の鈍化により、中核の鋼材輸送が低調に推移し取扱量は186万3000トン(21.1%減)と減少。売上高も46億8200万円(27.6%減)となった。営業利益は経費削減に努め、1億4900万円(前期は2700万円の営業損失)だった。

外航事業では復路貨物の手配に効率を欠く運航を余儀なくされ、国際間競争による外航近海船の運賃低迷などで、取扱量は約1割強増加したものの、売上高は10億500万円(33.7%減)、営業損失2億6200万円(前期は8800万円の営業利益)と大幅な減収となった。

港運・倉庫事業の港運事業では、総じて取扱量は低調に推移し、デフレによる商品売価の低迷も重なった。そこで補充人員の制限など管理経費の削減に努め、売上高は46億3500万円(10.4%減)と減収となったが、営業利益は1億6300万円(145.3%増)と増益を確保した。

倉庫事業は、機械類の輸出貨物や特殊鋼材の取扱いに新規展開が見られ、取扱量は微増となった。しかし物流コストの削減要望などもあり、売上高は8億9500万円(18.2%減)、営業利益は1600万円の営業損失(1300万円の営業損失)と減収減益だった。

来期は売上高122億円(8.7%増)、営業利益2億7000万円(669.3%増)、経常利益1億円、当期利益6000万円(327.0%増)を見込んでいる。

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