大建工業とパナソニック電工は5月25日、エコ素材の積極活用と部材の共同購買、生産面での相互協力などを内容とする業務提携を結んだと発表した。
提携期間は、2010年5月～2013年5月の3年間で、木質建材業界におけるエコ基準の確立や、建材のエコ化による両社の売上規模の拡大のほか、3年間の協業による累積効果は両社合計で売上高約200億円、営業利益約40億円の見込み。
エコ素材を軸に建材事業を展開する大建工業と、建材から設備機器まで幅広い製品を有するパナソニック電工が、生産や調達面で業務提携を行うことにより、業界標準化を視野に、建材製品のエコ化を両社が積極推進、環境面で業界をけん引する。
また、2011年度中に木質床材の100％エコ化をはじめその他製品への拡大を推進、大建工業のエコ素材をパナソニック電工が積極的に採用する。
具体的に実施する内容は、木質床材を中心に業界のエコ化拡大の推進、材料、部品、加工品の共同購買、素材の相互供給（大建工業のMDF木質床材のエコ基材など)、製品の相互OEM生産（木質床材、階段など）、部品・部材の共通化および製品の共同開発、その他将来テーマ（非住宅、海外市場など）に向けた共同企画・開発など。
