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UPS/第2四半期の営業利益57%増

2010年07月26日/決算

UPSは7月26日、2010年第2四半期の決算概要を発表し、希薄化後1株あたり利益が前期比で71%増を達成し、0.84ドルに達したと発表した。

世界全体での売上高は13%増の122億ドルとなり、営業利益は57%増の14億ドルとなった。アジア太平洋地域では、輸出貨物の取扱量が約45%増を記録し、中国で約60%、香港で約45%、韓国で約30%強となったほか、日本でも約25%増となった。

UPSは全事業部門で好調が続くと見通しており、2010年の調整済み1株当たり利益の見通しを前期比45~50%増の3.35~3.45ドルに引き上げた。

営業利益率は320ベーシスポイント増の11.5%となった。1日平均取扱量は1480万個と前期比で50万個増加し、総小口貨物取扱量は4%増の9億4800万個となった。1個あたりの売上高は基本料金の改定、燃油サーチャージの上昇、平均貨物重量の増加を反映して7%増となった。6月30日を末日とする6か月間に25億ドル超のフリーキャッシュフローを生成し、並行して6億9000万ドルの設備投資を実施した。

米国国内小口貨物部門の実績は、売上高が72億7000万ドル(7%増)、営業利益が7億4800万ドル(57%増)、営業利益率は10.3%、1日平均取扱量は1262万個となった。1日平均取扱量は、陸上輸送貨物の2%増を要因として1%以上の増加を達成し、1個あたりの売上高は燃油サーチャージの上昇と基本料金の改定で6%増となった。

国際小口貨物部門の売上高は27億7000万ドル(23%増)、営業利益は5億2100万ドル(78%増)、営業利益率は18.8%(580ベーシスポイントの上昇)、1日平均取扱量は218万個となった。輸出貨物取扱量はアジアの約45%増をはじめ、市場平均を上回る15%増を達成した。

サプライチェーン/フレート部門の売上高は21億6000万ドル、営業利益は1億3300万ドル、営業利益率は6.1%となった。全事業の利益率が向上し、フォワーディング事業が牽引役となり、重量ベースの拡大幅は30%超となった。UPS Freightの売上高はイールド改善と平均貨物重量の増加で10%増となり、再黒字化を達成した。2010年通期の調整後1株当たり利益は45~50%拡大すると見込んでいる。

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