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ニチレイ/低温物流事業、4~9月の売上高は701億8400万円

2010年10月26日/決算

ニチレイが10月26日に発表した2011年3月期第2四半期決算資料によると、第2四半期連結累計の低温物流事業の売上高は701億8400万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は38億9200万円となった。

売上高の内訳は、物流ネットワーク384億1900万円(3.7%増)、地域保管223億6000万円(3.5%減)、海外79億6600万円(4.7%減)、エンジニアリング14億3800万円(67.5%増)。営業利益の内訳は、物流ネットワーク14億3200万円(46.7%増)、地域保管22億9900万円(18.0%減)、海外3億8400万円(25.3%減)。

物流ネットワーク事業は、主要顧客の取扱物量回復などにより運送需要が増加するとともに、輸配送業務の効率化や、前年下半期に稼働した関西地区のスーパーマーケット専用物流センターの効率運営が進んだことなどから、増収・増益。

地域保管事業は、入庫量の回復は見られるものの、荷主の物流費抑制の動きから在庫が低水準で推移したことに加え、集荷競争の激化による単価下落などが影響し減収。

さらに、ローコスト運営に徹するものの、減収の影響や前期末から順次稼働した新物流センター(3拠点)の減価償却費増加などもあり減益となった。

海外事業(2010年1月~6月)をみると、欧州(オランダ・ドイツ・ポーランド)地域では、輸入果汁の在庫水準は好調に推移するものの、チキンなど主力商材の輸入減少や運送・通関需要の低迷の影響を受け減収・減益。

中国(上海)地域では、上海万博の影響などからコンビニエンスストア店舗配送業務が堅調に推移し増収となるものの、賃金水準上昇による人件費増加などにより減益となった。

4~9月の冷蔵倉庫の入庫量は、国内12大都市では582万7000トン(6.7%増)、同社グループでは139万6000トン(6.2%増)だった。また、平均総合在庫率は、国内12大都市では31.6%で3.0ポイント減少し、同社グループでは35.3%となり3.1ポイント減だった。

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