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プロロジス/アジア・欧州などの直接保有資産増へ

2010年10月27日/物流施設

プロロジスは10月26日、2010年第3四半期(7月~9月)の決算結果の発表で、ウォルターC.ラコウィッチCEOは、「今後新規の施設開発を進めるとともに、アジア・欧州など米国以外での直接保有資産を増やし、各国の主要な物流地域での資産の質の向上と集中を強化していく」と表明した。

さらに、「物流不動産マーケットの状況が、緩やかな需要の回復段階にありながらもすでに転換点に近づいてきていると考えており、急速な回復を促すことができると考えている。北米のトップ31物流不動産マーケットの吸収率(入居率と退去率の差)が2期連続でプラスに転じており、供給が不足している地域については稼働率も堅調で、賃料も上向き、全体的に良い方向に向かっていると言える」とも述べている。

なお、2010年第3四半期では、FFO(ファンド・フロム・オペレーション、不動産投資信託の収益力)が、1株あたり0.22米ドルで、2010年6月末の稼動中施設の稼働率は89.9%だった。

第3四半期には新規・更新を合わせて約251万㎡を賃貸契約し、年初より第3四半期までの累計で世界で約425億円の施設の開発を開始している。なお、2010年度中には595億円から680億円の開発を目標としている。

一方で、2010年年初より第3四半期までに計約506億円の資産の売却やファンドへの移管を完了しており、ブラックストーンへの867億円の資産売却も合意している。

※1米ドル=85円換算

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