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財務省/10月の輸出額は7.8%増加

2010年12月01日/調査・統計

財務省が11月25日に発表した10月の貿易統計速報によると、輸出額は5兆7236億円(前年同月比7.8%増)、輸入額は4兆9017億円(8.7%増)となった。

輸出では、自動車(10.2%増)、原動機(30.2%増)、金属加工機械(94.3%増)が増加し、輸入では鉄鉱石(107.8%増)、石炭(35.3%増)、液化天然ガス(21.1%増)が増加した。輸出は過去43位、輸入は49位の水準だった。

地域別の貿易動向では、米国向けの輸出額は9151億円(4.7%増)、輸入は4584億円(9.1%減)、輸出から輸入を差し引いた額は4567億円(23.6%増)とそれぞれ10か月連続の増加となった。輸出では原動機(39.3%増)、金属加工機械(209.3%増)、建設用・鉱山用機械(531.2%増)が増加した。輸入では半導体等電子部品(34.6%増)、石炭(191.7%増)が増加した。減少品目は航空機類(60.1%減)、穀物類(28.0%減)、大豆(38.2%減)だった。

EU向けでは、輸出が6553億円(1.9%減)と11か月ぶりの減少、輸入は4654億円(1.9%増)と9か月連続の増加となった。輸出から輸入を差し引いた額は1899億円(10.1%減)と11か月ぶりの減少となった。輸出では、自動車の部分品(25.4%増)が増加したが、船舶(全滅)、映像機器(32.9%減)、電算機類の部分品(15.9%減)は減少した。輸入では有機化合物(22.4%増)、自動車(26.6%増)、肉類(59.9%増)が増加したが、医薬品(18.6%減)は減少した。

アジア向けでは、輸出が3兆2071億円(11.3%増)と12か月連続、輸入は2兆2648億円(10.0%増)と10か月連続で増加した。輸出から輸入を差し引いた額は9424億円(14.6%増)と14か月連続で増加した。輸出では、鉄鋼(17.1%増)、原動機(35.8%増)、金属加工機械(78.4%増)が増加し、輸入では音響映像機器(37.7%増)、液化天然ガス(37.4%増)、通信機(31.4%増)が増加した。

中国向けでは、輸出は1兆1665億円(17.5%増)と12か月連続、輸入は1兆1200億円(9.8%増)と9か月連続で増加。輸出から輸入を差し引いた額は465億円と3か月ぶりの黒字となった。

輸出では金属加工機械(124.0%増)、自動車(31.6%増)、半導体等電子部品(14.3%増)が増加し、輸入では通信機(75.4%増)、音響映像機器(50.4%増)、電算機類(17.2%増)が増加したが、織物用糸・繊維製品(31.9%減)は減少した。

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