イヌイ建物は8月8日、7月14日に発表した通期の業績予測を上方修正し、売上高は180億円(当初予測値より20%増)、営業利益は51億円(142.9%増)、経常利益は51億円(148.8%増)、当期利益は20億円(110.5%増)にそれぞれ上方修正した。
修正の理由は関連会社の堂島インベストメントが大阪市北区に保有する新藤田ビルの信託受益権を売却するためで、これで得られる売却益は、イヌイ建物の出資割合に相当する33億円が売上に加算されるほか,営業利益、経常利益も増益となる。
一方、イヌイ建物所有の別の不動産の売却損失が発生する予定で、これらを勘案し、当期利益は10億5000万円増の20億円となる。