GXSは2月24日、2009年度の米GXS Managed Servicesの新規顧客数が前年比3%増となったと発表した。
地域別の割合は、約半数が北米、欧州が30%、日本を含むアジア太平洋地域が20%となる。
顧客は18か国におよび、2009年度は欧州市場での採用が大幅に増加した。欧州での新規顧客数は、前年度と比べ3倍の伸び率となっており、欧州、中東、アフリカ(EMEA)全体での収益成長率は18%増となっている。
導入企業は、小売、一般消費財、金融サービス、製造、ハイテク、自動車、物流などの業界を網羅しており、2009年度の新規顧客の中で最も採用の多かった分野は、消費財、ハイテク、金融サービスだった。アビッドテクノロジー社、B2Boost社、デイリークレスト社、ジャガーランドローバー社、LSGスカイシェフ社、マークス&スペンサー社、スナックブランドオーストラリア社、ウェグマンズ社などが新規顧客となっている。
ERP(エンタープライズリソースプランニング)の統合や、GXS Trading Gridfor Excelを利用した小規模サプライヤのB2Bトランザクションの自動化、大量のデータからユーザー固有のファイルフォーマットまで、すべてのデータフォーマット変換、金融ドキュメント変換、グローバルサプライチェーン全体の可視化の促進などをサポートするために利用されている。
新規顧客の35%が、GXS Managed Servicesを通じて自社のB2Beコマースシステム環境やトランザクションをSAPシステムと直接統合している。