三菱重工業は5月6日、中国での冷熱事業を統括する「三菱重工空調系統（上海）有限公司」（MHIAS）を上海に設立したと発表した。
100％子会社の三菱重工業（上海）有限公司（MHISH）の冷熱部門を分離・独立して発足させた空調機専業の販売・サービス会社で、需要増大が見込める同市場に機動的に対応できる事業体制を構築しシェア拡大を目指す考えだ。
新会社は、業務用および住宅用エアコンから陸上輸送用冷凍ユニット（陸レフ）、大型冷凍機までを扱う。総合空調機会社として、将来的には同国における冷熱事業全体の司令塔の役割を担う。
資本金は、中国の地域統括会社「三菱重工業（中国）有限公司」（MHIC）全額出資の300万ドルで、2年後には現状の約2倍強の売上を目指す。
従業員は90人規模でスタートし、増員していく計画だ。
