トナミHDが5月14日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は1136億円(前期比10.5%減)、営業利益7億3400万円(9.6%増)、経常利益15億2000万円(43.8%増)、当期利益7億100万円(187.3%増)となった。
2010年3月期は、燃料費の負担減、ワークシェアリングなど固定経費の削減、業務運営の見直しなどで、営業利益は増益となった。物流関連事業では、既存顧客との取引拡大、新規顧客の獲得などに努めたが、特別積合せ事業、3PL事業、港湾運送事業など主力部門の第3四半期の需要不足を修復できず、売上高は1033億3800万円(9.9%減)となった。営業利益は2億2300万円の損失となったが、物流ニーズに対応したコストダウンに努め、1400万円改善した。
来期は売上高1150億円(1.2%増)、営業利益12億8000万円(74.3%増)、経常利益16億7000万円(9.9%増)、当期利益7億1000万円(1.2%増)を見込んでいる。