日本貨物鉄道が9月15日に発表した8月分の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は166万トンで、前年同月比で6.2%増となった。車扱いは81万7000トンで0.9%減だった。
コンテナ貨物は、自動車部品、化学工業品などは、前年の生産調整の反動により増送となり、家電・情報機器は記録的な猛暑を受け、エアコン・冷蔵庫等の出荷が好調となったほか、食料工業品
は清涼飲料水が月を通して旺盛な出荷となった。
なお、農産品・青果物は北海道地区の野菜類が、生育不良により大幅に減送となった。
車扱貨物は、石油が、猛暑の影響から、自動車向けの揮発油・軽油の需要が高まり増送となった。セメント・石灰石は、需要の減少と一部顧客の輸送中止により減送となった。