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アルプス物流/平成17年3月期中間決算短信(連結)

2004年11月07日/未分類

(株)アルプス物流の平成17年3月期中間決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループの主要顧客である電子部品業界は、オリンピック需要もあり、デジタル家電製品(デジタルカメラ、薄型テレビ、DVDレコーダー等)向けを牽引役として好調に推移した。

同社グループは損益分岐点管理など収益管理の徹底やシステム運用力の強化による事業運営の効率化を推進するとともに、グローバルな物流体制の整備拡大など事業体質の強化を図った。

航空貨物のニーズが拡大する中、航空貨物営業拠点の再構築を目的としてことし6月に成田新倉庫の建設に着工した。投資金額22億円で、来年3月完工の予定。

事業の種類別セグメントの概況
国内物流事業は、電子部品物流分野において、デジタル関連製品が好調に推移する中、顧客ニーズに対応した拡販活動を進めたことにより、取扱貨物量が増加した。また、消費物流分野でも生協の物流アウトソーシングが進展する中、個配事業を中心に受託貨物量が増加した。

この結果、売上高は14,091百万円(前年同期比798百万円増)、営業利益は1,334百万円(同130百万円増)となった。

国際物流事業は、中国を中心としたグローバルな物流ニーズへの対応やフォワーディング事業の拡大に努めたことにより、受託貨物量が増加した。

この結果、売上高は5,010百万円(前年同期比647百万円増)、営業利益は911百万円(同22百万円増)となった。

商品販売事業は、特に中国での拡販と需要増などにより、売上高は3,277百万円(前年同期比146百万円増)、営業利益は120百万円(同12百万円増)となった。

以上により、当中間期の連結業績は売上高が22,379百万円(前年同期比1,594百万円、7.7%増)となり、営業利益は2,366百万円(同166百万円、7.6%増)、経常利益は2,358百万円(同190百万円、8.8%増)、中間純利益は1,310百万円(同189百万円、16.9%増)となった。

通期の見通し
今後の経済に関しては、海外景気の鈍化、電機関連製品の在庫増、原油高など懸念材料が増えてきており、年明け以降、景気後退局面入りの可能性が高まってきている。

同社を取り巻く環境は、顧客の中国生産移転や物流合理化によって国内の取扱貨物量の減少が続くとともに、物流業者間の競争も激化する厳しい事業環境を想定している。

このような中、同社はことし10月1日にTDK物流(株)と合併を行った。この事業統合をスムーズに立上げ、規模拡大への対応およびこれに伴う事業の効率化を図っている。

また、引き続き国内外の物流体制の整備拡大を進め、専門物流分野で顧客ニーズに適した物流システムを開発し提案活動と拡販を進めている。

現時点における平成17年3月期の業績見通しにつきましては、下記を予想している。
連結業績見通し
売上高47,420百万円(前期比10.0%増)
営業利益4,590百万円(前期比0.8%減)
経常利益4,500百万円(前期比0.4%減)
当期純利益2,430百万円(前期比2.2%増)

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