ファーストリテイリングは1月13日に発表した2011年8月第1四半期決算で、今期から物流費の処理方法を変更したと発表した。
変更内容は、商品倉庫に到着するまでに発生する物流費を売上原価とし、それ以降に発生する物流費を販売費及び一般管理費として計上するもの。
従来は、一部の子会社で、商品倉庫に到着した後に発生する商品保管と社内の商品移動の物流費の一部を売上原価に計上していた。
今回の変更は、海外展開の加速化に伴い、グループ・グローバルでの意思決定・管理方法の統一を進める中で、原価の範囲をグループ・グローバルで統一し、損益管理をより精緻におこなうため、世界共通システムが2010年9月より稼働したことに合わせて実施した。
この結果、従来に比べ、売上原価が49億2100万円減少し、販売費及び一般管理費が同額増加している。
また、期首たな卸資産の調整として、特別損失に26億9900万円を計上した結果、税金など調整前四半期純利益は26億9900万円減少している。