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DHL/車両輸送用ボックスとラック開発

2011年01月27日/IT・機器

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DHLは1月27日、DHL Global Forwardingが自動車産業向けに2種類の新しい輸送ソリューションを開発したと発表した。

<車両輸送用2段積みラック>
20110127dhl - DHL/車両輸送用ボックスとラック開発

新しい輸送ソリューションは、折りたたみ型のC3SB輸送ボックスと二段積みラックで、車両の積み込みが容易になり、輸送効率が向上する。また、航空・海上・陸上輸送時に、乱気流、荒海、未整備道路での輸送といった外的要因によるダメージを防ぐことができる。輸送ボックスとカーラックはドイツ特許庁より特許を取得している。

新しい輸送ボックスC3SBは、箱の側面を内側に折りたたむことができ、これまで使用されてきたC2SB モデルを大きく改善。可動式の側面とカバーによって、車両の積み込みに十分なスペースと必要とされる柔軟性が確保され、安全な輸送が可能となった。

折りたたみ可能となったC3SBは、未使用時には積み重ねることができるため、輸送時にはわずか1区画分のスペースで済むという。

一方、新しいカーラックは、可動式の中間段床部で、セダンサイズの車両を2台重ねて1つのコンテナ内に収めることができる。その結果、B747型機の場合、主要貨物室のわずか1区画分の広さで2台の車両を輸送することが可能となった。

両システムによって輸送効率は向上し、既存コンテナと比べてCO2 効率も改善している。さらに、C3SBとカーラックはあらゆる輸送モードに適合しており、道路・海上・陸上など複合輸送の際の車両による積み替えが不要、としている。

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