ユナイテッドアローズは3月4日、原産国の誤表記に関するお詫びとお知らせを発表した。それによると、2006年10月から2010年8月に販売した21件(38商品)の原産国表示に誤表示があったという。
<品質管理フロー図>
誤表示撲滅のために、これまで、仕入先に対して各種証明書の提出に関する同意を取り付け、社内システムでのけん制などを実施していたが、新たに3つの施策を導入したという。
物流倉庫での最終確認を強化。物流倉庫内で、納品された仕入商品現物に付いている下げ札、洗濯ネームと、弊社の仕入システムの情報である仕入書に記載された原産国、組成表示の内容を商品番号、色番号単位で突合せ、不備がある商品の出荷を停止する。
2010年7月から仕入管理規程を改訂し、仕入システムへの原産国/組成を入力する際は、必ず商品番号、納品単位で証明書を提出することを義務付け、仕入管理規程に昇格させた。
2010年10月には、仕入先を招き、品質管理に対する考え方の説明と協力について、社長から直接お願いする会を開催した。この会の様子はコーポレートブログで紹介している。
同社によると「以上の追加施策を徹底することにより、2010年10月以降、原産国、品質誤表記による販売事例は極小化している」という。
■仕入先への説明会の様子
http://www.united-arrows.co.jp/report/10111017.html