コグネックスは3月23日、新型の画像ベースによる工業用バーコードリーダ「DataMan 500」を新発表した。
DataMan500は、独自開発した新技術VSoC（Vision System on Chip）を搭載した最初の製品で、1秒1000回の最高速読み取りを実現している。
＜DataMan500＞
今回、独自の画像処理技術「IDMaxテクノロジ」によって、どのような状態のコードでも、スキャンの方向を気にすることなく、高速で確実に読み取りを可能にしている。
例えば、損傷・劣化・傷・ぼやけ・低コントラスト・高さ不足など、レーザースキャナーでは読み取れないバーコード、二次元コードも全て読み取る。
さらに、同じ画像内の複数コードをあらゆる方向から読み取り、コードの品質・サイズ・マーキング方法・材質に左右されない安定した品質を提供している。
このため、物流、郵便、食品、飲料などの生産や流通現場で使用される工業用レーザースキャナーと比べ、より優れた信頼性を有してる。
また、強力な内蔵照明により、バーコードだけでなく、DPM（ダイレクトパーツマーキング：製品直接刻印）などの読み取りが難しいコードを含む工業用二次元コードの高速読み取りにも対応できる。
導入には、バーコードが読み取れなかった時の画像を保存もしくはイーサネットで転送することにより、不良の原因を視覚的に解析し、即座に工程にフィードバック可能で、可動部品がなく、耐久性に優れた構造となっている。
電源と通信のラインが１本に統合されたPoE（Power over Ethernet）とつなげる省配線を実現し、イーサネット通信でデータ管理も簡単で、PCレスで直接ネットワークに接続可能となっている。
なお、自動フォーカス調整機能（リキッドレンズ・オプション）により、高速ラインでも、高さの違う製品のコード読み取りなど、距離変化の読み取りにも、ラインを止めることなく、簡単に対応できる。
■DataMan 500
http://www.cognex.co.jp/DataMan500
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