エイムネクストと日本インフォア・グローバル・ソリューションズ（以下：日本インフォア）は3月24日、エイムネクストの次世代工場コンセプトを実際の設備や周辺システムに日本インフォアのERPと連携させ、体感できるデモセンターを構築し、協業を3月より開始したと発表した。
次世代工場コンセプトの「スマート・ファクトリー」では、工場内の設備／管理系機器/基幹システムをネットワーク化することで、様々な情報の見える化と情報間の関係の明確化を図り、製造現場と経営層の垣根をなくして、一元化された情報をリアルタイムに共有できる。
これにより、品質管理能力向上、管理コスト削減、CO2削減、キャッシュフロー改善など、工場経営上の様々な課題解決を支援する。
「スマート・ファクトリー」では、基幹システム、MES（工場などの生産現場で、製造工程の状況管理や作業の指示などを行う情報システム）やPLC、各種設備/検査装置、各種のセンサー（電力使用料、エアー流量など）までをネットワーク化することにより、様々な管理ポイントからのデータの関係性を含めて収集する。
これらのデータは蓄積、各種管理指標に変換され、分析が可能なデータ（ドリルダウンも可能）として“見える化”され、日本インフォアの製造業に特化したERP「Infor ERP LN（旧Baan)」の強みを更に引き出すことも可能となる。
「スマート・ファクトリー」の実現により、工場全体でのスループットの増大、品質管理能力のレベルアップ、キャッシュフローの改善、間接コストの削減、生産性の改善、生産リードタイムの削減等のメリットが実現でき、しかも、既存工場で、これまでの設備を活かした段階的な導入もできる点が大きな特長。
なお、両社による中堅製造業に対して「スマート・ファクトリー」を共同提案することで合意し、ERPと工場の設備を連携させた「スマート・ファクトリー」ソリューションデモセンターを開設した。
「スマート・ファクトリー」ソリューションデモセンターでは、リアルタイムでの品質管理や、エネルギー（電力・エアー）消費量の収集／分析と省資源での計画立案、工場のキャッシュフローを管理していくための新たな指標である「J-COST」などのデモを用意している。
「スマート・ファクトリー」ソリューションデモセンター
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