古河電気工業は5月10日に発表した2011年3月期決算の会社の対処すべき課題で、事業継続計画(BCP)活動とともに、グローバルなサプライチェーンの中で顧客への供給責任を果たしていくための施策を検討すると公表した。
同社では、主要事業のBCP策定、国内の全事業所における主要設備または建物に対する耐震診断の実施など、従来からBCP活動に取り組んでいた。
今回の震災でも、被災した各事業所とも当初の想定より早く復旧にこぎつけ、一部で滞っていた顧客への製品供給も再開している。
しかし、今回の経験を教訓とし、各事業所の耐震性の一層の強化などに取組み、より実効性の高いBCPの策定に活かすとともに、グローバルな商品供給の対策も進めていくというもの。