日本郵船と大島造船所、三菱重工業、赤坂鐵工所、堺化学工業は6月21日、日本郵船が運航する石炭運搬船“INITIAL SALUTE”にSCR(選択式触媒還元)脱硝装置を試験搭載し、実証実験を開始する、と発表した。
<船用SCR脱硝装置システムのイメージ>
<矢印の部分に該当する>
海上試運転で実証実験を行った結果、IMO(国際海事機関)のNOx(窒素酸化物)3次排出規制に適応できる見通しが立ったため、今後本船に継続して搭載することで、実運航においても実証試験を行い、更なるデータを収集する。
主機の過給機後に配置されるSCR脱硝装置を船舶に搭載するのは船用低速ディーゼル機関向けとしては世界で初めての試み。
日本郵船ほか/常温昇圧(EP)方式のCO2液化・貯蔵プロセス実証実験