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アスクル/震災で物流センターに甚大な影響

2011年07月04日/SCM・経営

アスクルは7月4日に発表した2011年5月期の決算発表によると、東日本大震災の業績への影響は多大だったとしている。

それによると、東日本大震災により、東京都江東区辰巳に設置していた本社社屋が損壊し、移転を余儀なくされた。また、宮城県仙台市宮城野区に設置していた仙台の物流センターも地震や津波による甚大な物的被害を被った。

それにより、仙台の物流センターから出荷していた北海道、東北、北関東の顧客に対し、遠隔地の物流センターからの出荷を行い、当日配送や翌日配送などの基本サービスを継続することができず業績への影響は多大なものとなった、としている。

なお、現在、被害を受けたお問い合わせセンターや受注センター、関東の物流センターは完全に復旧し、本社機能は東京都江東区豊洲に移転することを決定。甚大な被害を受けた仙台の物流センターについては遅くとも8月までに完全復旧させる。

このようなことから、売上高に関しては、東日本大震災の影響等もあり計画達成は出来なかったとしている。

今後、同社グループの経営指標数値は一時的な低下を余儀なくされているが、大胆なコスト構造改革を継続し、圧倒的なローコストオペレーションを実現することにより、経営指標数値を向上させる決意だ。

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