郵船ロジスティクスは9月1日、東北地方内陸部の山形市にCFSを開設し、「キャプテンコンソリ・サテライトEXPRESS」として、山形CFS受けの海上輸送の自社混載サービスを開始する。
＜山形CFS、左側がCFS、右側が事務所＞
従来、旧郵船航空サービスが展開していた山形～成田間の航空貨物用トラックシャトル便と、旧NYKロジスティックスジャパンが提供していた海上輸送の自社混載サービスを融合させ、互いの強みを生かした新サービスとして新たに山形県山形市にCFSを開設するもの。
9月搬入より開始のこのサービスでは、山形CFSに貨物搬入後、トラックシャトル便を利用して東京へ輸送し、海上自社混載サービスでアジア・中国17か所、北米72か所へダイレクトに接続する。
東北地方の港から一旦海外の港を経由し、積み替えをして目的地まで輸送する場合と比較してリードタイムが最大10日短縮されるほか、東京に集約することにより物量に左右されない確実な船積みを可能にし、安定したスケジュールで東北地方を中心とした地域の物流ニーズに対応する。
また、東北地方から東京までのトラック輸送を顧客が手配していた従来と比較し、同社のトラックシャトル便を利用することにより陸上輸送部分のコストを低減。東北地方の復興を物流面から力強くサポートする、としている。
