アスクル参加の物流子会社Bizex(ビゼックス)は、Bizex 門真物流センターを開設、まずは電子部品専用VMI倉庫としてオムロンから受託した部品サプライヤー約56社の電子部品、約6500種の保管、出荷業務を8月22日より開始したと発表した。
<Bizex 門真物流センター外観(地上8階建7階部分)>
門真物流センターは、Bizexが初めて手がけるVMI(Vendor Managed Inventory)対応の電子部品に特化した物流施設。防塵、遮光対策のほか、庫内照度300ルクスを確保し、庫内の温湿度を一定に保つ空調設備を完備するなど、精密な電子部品を適切に保管するための装備が施されている。
また、近畿自動車道と第二京阪の合流する門真インターより5分の場所に位置しており、関西地区に拠点を置く多くの企業にとって利便性の高い立地条件となっている。
なお、VMIとは部品メーカーなどが納入先の需要情報に基づき在庫管理を行ないながら欠品が発生しないように納品する在庫管理手法。
今回の門真物流センターの開設は、アスクルの「ソロエルサービス」の顧客であるオムロンの購買調達改革におけるニーズに対応し、Bizexが3PL(Third Party Logistics)の提案を実施、採用されたことで実現したもの。
なお、システムではWMSにLSMのL-FIELDを使用している。
今後、VMIの円滑かつ効率的な運営に磨きをかけるとともに、同センターにおいてさらなる受託企業を募り、蓄積した電子部品物流のノウハウと小口配送ネットワークを活用する事で顧客のコストダウンや環境負荷低減に寄与するとしている。
■Bizex 門真物流センターの施設概要
名称:Bizex門真物流センター
所在地:大阪府門真市大字三ツ島45
竣工日:2011年3月31日
稼働開始日:2011年8月22日
センター床面積:約2063㎡(約625坪)
建物階数:地上8階建7階部分
アスクル/バリューチェーン全体の脱炭素化推進モデル事業に参加