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ロジスティード/SCDOSのCO2排出量可視化ソリューションをSAPと連携図る

2025年06月23日/IT・機器

ロジスティードは6月23日、サプライチェーン最適化サービス「SCDOS(Supply Chain Design & Optimization Services)」の一環として提供するCO2排出量可視化ソリューション「EcoLogiPortal」が、SAPのサステナビリティ管理ソリューションとの連携を開始したと発表した。

これにより、企業はスコープ1、2、3を含むCO2排出量データを、基幹システム上で一元的に可視化・管理できるようになる。

SAPは世界190か国以上で導入されている統合基幹業務システムのグローバルリーダーであり、企業の持続可能な成長を支援する革新的なソリューションを提供している。このたび、「EcoLogiPortal」がSAPの公式マーケットプレイス「SAPストア」のラインナップに追加され、「SAP Sustainability Control Tower」および「SAP Sustainability Footprint Management」とのシームレスな連携が実現した。これにより、EcoLogiPortalで収集・集計したスコープ3のデータを含む全スコープの排出量を、SAPのダッシュボード上で統合的に管理・分析し、迅速な意思決定につなげることが可能になる。

ロジスティードのIT基盤に顧客のシステムを連携させることで、輸送に関わるCO2排出量データを自動収集・集計し、地域別・輸送モード別・商品カテゴリ別など多様な切り口で可視化する。「EcoLogiPortal」は第三者機関による適合性評価を受けており、CO2排出量の算定精度と信頼性が確認されている。

なお、日本政府が掲げる「2025年カーボンニュートラル宣言」を受け、企業には一層の環境配慮型経営を求められるようになった。ロジスティードは、SCDOSにCO2排出量の削減効果を継続的に可視化する機能を付加したEcoLogiPortalを提供し、顧客の輸送領域におけるCO2排出量の全体像の把握や、削減に向けた具体的なアクション実行をサポートしている。

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