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タイ洪水被害/トヨタ、ホンダ等操業停止相次ぐ

2011年10月15日/生産

タイ洪水被害が10月14日も相次いで発表が続いている。

トヨタは、トヨタ・モーター・タイランドのサムロン工場、ゲートウェイ工場、バンポー工場で10月10日から15日の車両生産の稼動停止に加え、17日から22日までの停止も決めた。24日以降の稼動については、状況を見ながら判断する。

ホンダは、ホンダオートモービル(タイランド)が、洪水被害により取引先からの部品供給停止の影響で、10月4日から8日まで生産活動を休止。8日には工場敷地内への浸水により、ロジャーナ工業団地からの退避命令で、施設への立ち入りが困難となり、10日以降も生産を休止している。

工場建屋が浸水しており生産再開の目処が立たない状況となっている。

タイホンダマニュファクチュアリングでは、二輪製品が、11日に工場の治水対策のために生産を休止、12日以降は、洪水被害により取引先からの部品供給停止の影響で生産を休止している。

汎用製品も、10月6日から生産を休止している。2生産拠点とも生産の再開時期は未定で、状況を見ながら判断する。

不二精機は、タイ中部アユタヤ県のハイテック工業団地にある子会社が浸水被害を受けていると発表。現在、すべての建物で1階部分が浸水被害を受け、11日より操業は停止している。

日本金属は、ロジャナ工業団地にある子会社が洪水の被害を受け、工業団地への立ち入りが制限されていることから、詳細な状況が把握できないとしている。なお、サプライチェーンへの影響と業績に与える影響を最小限にとどめると共に、早期に復旧を図っていく。

アユタヤ県ハイテック工業団地にあるミクニの子会社は、安全を優先し、11日午後から操業を一時停止。近隣の河川の増水により工業団地が冠水し、現地法人の事業所においても浸水被害を受け、現地で対策本部を立ち上げ、調査と対策に取り組んでいる。

同様にアユタヤ県ハイテック工業団地にあるオーハシテク二カの子会社は、敷地と建物に浸水被害を受け、現在工場の操業を停止している。

児玉化学工業の子会社2社は、浸水被害を受けていないものの、洪水発生の可能性がある危険区域に指定されたことから、14日より1社の工場は操業を一部停止、もう1社は工場の操業を全面停止した。

HOYAは、アユタヤ県ハイテック工業団地にある子会社敷地内への浸水があり、建物の1階部分が浸水被害を受け、12日より操業を見合わせている。

古河電気工業の現地法人もアユタヤ県ロジャナ工業団地に4拠点あり、いずれも浸水被害を受けて操業を停止している。

アドバネクスの子会社は、ハイテック工業団地に入居しているため13日、工業団地内に浸水し、工場も浸水した。工場は11日から従業員を避難させ、操業を停止している。

ハイテック工業団地にある帝国通信工業の子会社は、近隣の河川の増水により工業団地が冠水し、敷地内はじめ建物の1階部分が浸水被害を受け、11日から安全を考慮して工場の操業は停止中。

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