川崎重工業は11月1日、中国の油圧機器製造拠点である川崎精密機械(蘇州)で、建設機械用油圧機器の新工場を完成させ、生産を開始したと発表した。
<生産を始めた新工場>
新工場は、これまで建設機械用油圧機器を生産していた旧工場から東へ約200mの場所に位置し、敷地4万1500㎡、工場建屋1万3500㎡の面積を有する建設機械用油圧機器の生産工場。
新工場では、油圧機器の生産ラインを旧工場から移設するとともに、能力増強のための新設備を追加導入し、同社の西神戸工場(神戸市西区)よりコアパーツの供給を受け油圧機器の組立生産を行う。これにより、新工場の生産能力は現在の約2倍にあたる年産11万台に増強される。
■新工場の概要
所在地:中国蘇州市高新区建林路668
生産品目:油圧ポンプ・モータ
生産能力:9000台/月
従業員数:約160人(2011年11月1日現在)