双日は12月7日、カンボジアの飼料製造会社の新希望カンボジア社の10％の株式を取得し、カンボジアでの飼料事業に参入したと発表した。
新希望カンボジアはプノンペン市内のプノンペン経済特区に位置し、資本金は600万米ドル、年間20万トンの配合飼料の生産能力を備え、2011年5月に生産を開始している。
双日の出資額は60万ドル（日本円で約4600万円）。日系企業が、カンボジアで畜産用配合飼料の生産・販売事業に参入するのは今回が初めて。
カンボジアでの飼料の需要は、食肉需要の増大に伴い年々増加しており、2008年の約120万トから2014年には250万トンと倍増が見込まれている。新希望カンボジアは、将来的に生産能力を増強する為の工場の拡張も想定しており、カンボジアでの配合飼料のトップメーカー入りを目指している。
■新会社概要
会社名称：四川新希望農業（柬埔寨)
設立：2010年4月
資本金：600万米ドル
出資構成：新希望90％、双日10％
本店所在地：カンボジア王国カンダル州
事業内容：配合飼料の生産・販売
製造設備：最大生産能力20万ト/年
