日立製作所と中国のグループ統括会社である日立（中国）は2月9日、2015年度の中国における連結売上高を2010年度に比べ約1.6倍の1600億元（約1兆9200億円）に拡大することをめざす「中国事業戦略2015」を発表した。
物流分野では、国民生活の向上の金融サービス・その他のセグメントで、有力パートナーとの連携による全土配送網の構築（日立物流）を掲げている。
中国事業戦略2015のポイントとして、事業の一層のローカリゼーションを挙げ、パートナーリングの強化、現地化の推進・拡大（バリューチェーンの現地展開の加速）、伸長分野への対応、地域戦略など。
主要事業戦略として、「環境・省エネルギー」「情報化イノベーション」「産業イノベーション」「国民生活の工事用」と4分野ごとに主要な施策を挙げて実行していく。
グループシナジーの発揮を挙げ、グループ経営基盤強化、グループ営業の強化、グループファイナンスの運用拡大、イノベーション強化を目指す。いずれも具体的な数字を挙げ、例えばイノベーション強化では、2015年度までに中国における日立グループの設計、研究開発人員を3000名に拡大するとしている。
