川崎汽船は3月8日、JFEスチールとの間で、ケープサイズ型撒積船1隻による鉄鉱石・石炭の輸送契約を締結したと発表した。
契約は2014年から15年間の長期契約となる。長期輸送契約のため、今治造船が新たに開発した20万6600トン型ケープサイズバルカーを新造・投入する。
同船型は推進効率の向上と省エネ技術の採用により、同社建造の既存の20万5000トン型バルクキャリアと比較して、20%近い燃費改善を達成しており、温暖化ガスの削減を通じて地球環境の保全にも大いに寄与できるとしている。
昨年12月にユニバーサル造船の新開発による燃料消費低減を実現した20万9000トン型ケープサイズバルカー2隻にてJFEスチールとの長期契約を締結しており、安定収益基盤の拡大を進めている。
■新造船概要
主要寸法:全長299.90m、全幅50.00m、深さ24.70m
載貨重量:20万6600トン
川崎汽船/JFEスチール向けLNG燃料ケープサイズバルカーが竣工