NIPPON EXPRESSホールディングス(HD)は6月19日、2030年のCO2排出量削減目標について、国際組織SBTイニシアティブから短期目標の認定を取得したと発表した。
SBT(Science Based Targets)とは、パリ協定が定める「産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える」という目標に整合した、企業の温室効果ガス(GHG)排出削減目標。
SBTイニシアティブから認定されたNXグループのGHG削減目標は、Scope1、Scope2について「2020年比で排出量の42%削減を目指す」としている。
またScope3について、「2022年比でグループ全体のScope3(カテゴリ4)排出量の25%削減を目指す」「2022年比で販売した化石燃料製品由来のScope3(カテゴリ11)排出量の42%削減を目指す」とした。
NXグループは長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、気候変動への対応強化を重要課題の一つとしており、自社事業だけでなく、顧客のCO2排出削減に寄与するサービスの創出も進めている。こうした取り組みが評価され認定に至った。