伏木富山港新物流ルート開拓研究会は3月13日、富山県の石井知事に提言を提出した。
昨年11月に伏木富山港が総合的拠点港の選定をうけ、同研究会を立ち上げ、伏木富山港の物流活性化の新たな施策展開について調査・検討を進めていたもの。
提言では、外需を取り込むため、対象貨物の絞り込みと輸出入体制の構築、物流業務施設の誘致強化、海外進出企業への働きかけと海外進出サポートの必要性を掲げた。
集荷促進のため、物流ネットワークの活用による物流拠点性の構築、海外物流事業者との協力提携、インセンティブ制度を活用した集荷促進を求めた。
環日本海物流ゴールデンルート構想の実現に向け、シベリア鉄道を活用した物流ルートの開拓、環渤海港湾から中国内陸部をつなぐ物流ルートの開拓、上海航路から台湾・香港、東南アジアを結ぶ物流ルートの開拓、既存コンテナ航路の見直しによる利便性の向上を提案した。