出光興産が5月1日に発表した2012年3月期の決算によると、物流・精製コストの削減を継続的に行い、競争力強化に努めた。
昨年11月に、今後予想される国内石油製品需要の縮小に対応するために徳山製油所の原油処理機能を2014年3月に停止を決めた。
徳山製油所は、今後、入出荷設備を増強し西日本における物流拠点としての機能強化を進める。
合理化・スリム化の推進状況では、基盤事業を中心に、販売・物流部門の合理化、製油所・工場においては設備管理の効率化や省エネ・合理化の推進、管理・間接部門はスリム化を進め、今年度は2009年度対比で335億円のコスト削減を実現した。
なお、2012年度までに一層の効率化を進め、2009年度対比で500億円のコスト削減を目指している。