国土交通省は5月10日、2011年(1月~12月)の外貿コンテナ取扱貨物量(速報値)を発表し、過去最高の1751万TEU(前年比+3.9%増)となった。
東日本大震災の影響を受け、東北・北関東の太平洋側港湾の外貿コンテナ取扱貨物量は11.8万TEU減(66.5%減)となった。
東北の日本海側の港湾では、秋田港が1.3万TEU増(26.8%増)、酒田港が0.6万TEU増(89.8%増)、新潟港が3.0万TEU増(21.9%増)となっており、被災した太平洋側港湾の代替港として機能した。
外貿定期コンテナ航路が就航する港湾数は、2011年12月末時点で62港(前年比1港減)となった。2011年2月に、鹿島港で中国・韓国定期航路が新たに開設したが、東日本大震災の影響により、鹿島港と大船渡港において定期航路が休止となった。