Zepol(ゼポ)は9月10日、米国海上コンテナ輸入の8月実績をまとめた。
アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年8月との比較では3.9%減となった。
アジア発の約6割を占める中国の前年比が2.8%減と6か月ぶりにマイナスに転じ、前月比では0.5%減となった。
日本も前年比8.2%減となって5か月ぶりのマイナスとなり、前月比では9.3%減だった。香港も前年比12.5%減、 台湾が同16.7%減、 シンガポールが同5.6%減と、それぞれ軟調だった。
しかし、韓国だけが前年比2.6%増となり、2011年10月以来11か月連続プラスで好調さを維持した。韓国は荷受け地ベースでも前年比3.0%のプラスと、自国生産分が好調だったことを示している。
ベトナムは6か月連続、タイは4か月連続、インドは5か月連続の増加で、それぞれ前年比9.4%増、同34%増、同6.0%増となった。
マレーシアは8か月連続増の後、前年比0.7%減となった。もっとも、荷受け地ベースではタイ、マレーシアともに、それぞれ前年比10%減、同11.8%減のマイナスとなった。
米国全体の輸入は、アジア発の減少に対してシェア14.0%のヨーロッパ発が前年比13.5%増、10%を占める中米発が同4.9%増で、横ばいを維持した。
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南石正和
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