オンキョーは10月31日、ティアックとの資本業務提携の経過を発表し、物流部門では、国内では8月よりオンキョーの子会社であるOMJと共同配送を開始し、輸送費の削減が進めている。
コンシューマーオーディオ以外の製品を含め、オンキヨーヨーロッパと欧州倉庫の一元化を完了し、倉庫料・荷役料の大幅な削減を見込んでいる。
技術的優位性を持つ製品は、年末商戦に向け、オンキョーグループの設計資産を活用した製品をティアックに供給し、欧米を中心とする海外市場への導入を開始した。
購買部門は、コンシューマーオーディオ以外の製品も含めた使用部品の共通化を始めており、部品・プラットフォーム共通化のスピードアップと原価低減効果の拡大を見込んでいる。
生産部門は製品特性や消費地に応じて、両社の保有する生産拠点、外部生産委託拠点のうち最適地を選定することにより、原価と共にリスクの低減も図る。