TNTエクスプレスは、燃料消費量と二酸化炭素排出量を削減するために、スウェーデンのヘルシンボリとドイツのプットガルデンを結ぶロードトレイン(多連トレーラー)の運行を開始した。
<輸送の風景>
2013年1月以前、ノルウェーとスウェーデン向けの貨物は、オランダのアーネムやドイツのハノーバーからTNTエクスプレスの北欧諸国の主要ハブであるヘルシンボリまで、TNTエクスプレスのトラックで輸送していた。
トラックとドライバーは、ドイツ北部フェーマルン島のプットガルデンからフェリーに乗船、その後さらにヘルシンボリまで陸上を北上し、アーネムからの片道で13時間を要していた。
今回、ロードトレインの運行が開始したことで、ドライバーはプットガルデンでヘルシンボリから来たロードトレインにトレーラーとボックス・トレーラーを載せ換え、その日のうちに拠点に戻ることができる。
TNTエクスプレスのロードトレインは、トレーラーとボックス・トレーラー各1台を1台のトラクターが牽引する。
このロードトレインにより、これまで200kmの距離を3台のトラックが輸送してきた貨物を、より効率的に輸送することができ、機材やドライバーの割り当てを最適化できるとともに、輸送時間とサービスは以前の水準を維持する。