日本郵船は3月28日、国内初の船舶用ハイブリッド推進システムを搭載した環境配慮型タグボート(エコタグ)「翼」が横浜港に就航したと発表した。
環境配慮型タグボートは、従来のディーゼルエンジンに加え、モータージェネレーターと高性能バッテリーを搭載。運航時や曳船の作業内容に応じてディーゼルエンジンとモーターを単独もしくは組み合わせて使用することで、効率的で環境に優しい作業が可能になる。
バッテリーの充電には船内の発電機だけでなく陸上の電源設備からの給電も利用することで、港内で排出する二酸化炭素(CO2)の量を約20%削減することが可能となる見込み。
「翼」はグループ会社のウィングマリタイムサービスが所有・運航し、3月15日から横浜・川崎港で大型船の離着岸をアシストする曳船作業に従事している。