郵船ロジスティクスは5月17日、鋼材の海上コンテナへの積載方法を改良し、木材資材ゼロの輸送を可能にしたと発表した。
これまで、自動車用鋼板などの重量物は、コンテナ内で転倒することを防ぐため、熱処理された木材、ラッシングベルト、帯鉄を使用し貨物を固定する方法が一般的だったが、今回発泡ポリスチレン(以下EPS)を固定資材として採用し、木材使用ゼロを実現した。
木材使用ゼロを実現することで、コンテナ積載効率の向上、コンテナへの積み付け所要時間の短縮、環境負荷の低減などが可能となった。
同社は、この輸送技術と発着地での輸出入通関、海上輸送、着地でのデバンニング、配達などを組み合わせ、総合物流企業の強みを生かしたワンストップサービスを展開するとしている。
郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結