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郵船ロジスティクス/大塚製薬とSAF利用の輸送サービス利用契約締結

2024年08月09日/3PL・物流企業

郵船ロジスティクスは8月5日、大塚製薬とSAFを利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」の利用契約を締結した。

大塚製薬が医療用医薬品の航空貨物輸送において目指す、サプライチェーンを含めた温室効果ガス(Greenhouse Gas、(GHG)排出量(Scope 3)削減を同社のサービスでサポートする。

「Yusen Book-and-Claim」は、顧客が同社と SAF利用契約を締結することで、同社が保有するSAF割当量を使用することができる航空貨物輸送サービス。顧客はSAFの利用から同社発行のGHG排出量削減証明書の入手までを、ワンストップで完結することが可能。

2023年4月に「Yusen Book-and-Claim」のサービス提供を開始してから、ヘルスケア関連の顧客と本契約を締結するのは今回が初めてとなり、大塚製薬のサステナビリティに対する取り組みを、航空貨物輸送の面でサポートする。「Yusen Book-and-Claim」によって、大塚製薬のサプライチェーンにおける GHG 排出量を削減し、大塚グループが掲げる 2050 年環境ビジョン「ネットゼロ」への取り組みに寄与していくとしている。

また、東京都が推進する「企業の Scope3 対応に向けた航空貨物輸送での SAF 活用促進事業」の貨物代理店に採択されており、SAFの利用促進に貢献する。「Yusen Book-and-Claim」を通じて、手配する大塚製薬の日本発米国向け医療用医薬品の航空貨物輸送にかかる SAF利用相当量のGHG排出量削減証明書を発行し、Scope 3における最大50tのGHG排出量削減(2024年度)に取り組む。

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