日本不動産研究所が5月に発表した不動産投資家調査で、不動産投資全般に対する積極姿勢が継続しているとともに、物流施設は投資対象としての認識が高く、物流施設の期待利回りが一段と低下していると分析した。
＜物流倉庫（マルチテナント型）の期待利回り（中央値）＞
マルチテナント型物流施設の期待利回り（全回答者の中央値）は、東京（江東）が5.8％と、半年前の前回調査と同値であったが、大阪（大阪港）、名古屋（名古屋港）、福岡（博多港）に関しては、前回から0.1～0.2ポイント低下した。
シングルテナント型でも大部分の地区で期待利回りの低下が見られ、全体的に東京と東京以外の地区との期待利回りの差が縮小する傾向が見てとれる。
調査は4月に実施し、149社が回答。
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