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日本政策投資銀行/サプライチェーン・サポートファンドで出資

2013年07月11日/SCM・経営

日本政策投資銀行と日本自動車部品工業会が設立したサプライチェーン・サポート(SCS)が運営するサプライチェーン・サポートファンドは、J-STAR二号投資事業有限責任組合と共同で、東海トリムホールディングスに対し、優先出資を行ったと発表した。

<ファンドのスキーム>
20130710djb - 日本政策投資銀行/サプライチェーン・サポートファンドで出資

今回の優先出資は、近年の厳しい事業環境を背景として資本蓄積に遅れが生じる中、斯かる課題を抜本的に解消し、積極的・機動的な投資戦略を採り得る財務基盤を確立することで、東海トリムの成長を後押しする。

このファンドは、東日本大震災に伴うサプライチェーンの分断を契機として生まれたもの。わが国の基幹産業である自動車産業のサプライチェーンを支える企業に対し、資本性資金を含む長期安定資金を供給することを通じ、同産業の震災からの復興と事業再構築・再編等を支援する。

責任あるグローバルな供給者としての信頼の回復とサプライチェーンの強靱化を図り、日本の基幹産業としての負託に応えられる事業としての再発展と経営安定化に貢献することを目的に設立していた。

■ファンドの概要
名称:サプライチェーン・サポート投資事業有限責任組合
規模:70億円(当初)
設立:2011年6月2日
出資者:無限責任組合員(GP)、サプライチェーン・サポート
有限責任組合員(LP):DBJ、部工会、みずほ銀行、 三井住友銀行
期間:投資期間3年、存続期間10年(必要があれば、投資期間で2年以内、存続期間で5年以内の延長を行うこともある)

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