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米国/6月度のアジア主要10か国発のTEU実績3.7%減

2013年07月11日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は7月11日、米国海上コンテナ輸入の6月実績をまとめた。

アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年6月との比較では3.7%減となった。

アジア発の6割以上を占める中国発は、6月分前年比は0.6%減だったが、1月~6月分累計では0.9%増と横ばいとなった。

2位の韓国は中国発釜山港トランシップ分の前年比20.9%減が影響して、母船積地ベースの前年比が11.6%減、1~6月分累計前年比は5.3%減となった。

3位の香港は前年比3.7%減だったが、1~6月累計では10.3%減と中国発(0.6%増)とは差がある。

4位台湾、6位シンガポールの前年比もそれぞれ14.5%、11%の二桁のマイナスで、1~6月累計ではそれぞれ11.3%、5.9%の減となった。

5位の日本は前月から3.2%増えて、シンガポールを上回ったが、前年比は7.3%のマイナス、1~6月累計でも8.8%の減となった。

新興4か国(7位ベトナム、8位マレーシア、9位タイ、10位インド)は1~6月累計伸び率で比較すると、インドだけは7.1%減となったが、3か国はそれぞれ11.4%、17.4%、12.8%の2桁増で、10か国の中での成長ぶりが確認できる。

日本発は、釜山港経由分と直行分の1~6月累計の前年比はそれぞれ 5.5%、 8.8%減となったが、6月分では前年比が釜山経由分は5.5%増となり、直行分は7.3%減と減少幅が1.5%小さくなっていることから、夏場の増勢に期待できる。

なお、6月の米国向けコンテナ輸送全体傾向は、アジア発(シェア65%)の3.7%減に対して、欧州発(シェア14%)の1.9%増、中米発(シェア11%)の8.5%増が寄与して、全体の前年比は0.6%減となり、1月~6月累計前年比も0.6%減と前半は横ばいで後半への展開となった。

問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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