JALグループが7月31日に発表した2014年3月期第1四半期決算によると、国際・国内貨物の売上高は189億円(前年同期比0.8%減)となった。
国際線貨物は、日本発総需要の低迷が続く中、販売部門による積極的な営業活動やレベニューマネージメントの強化による旅客便スペースの有効活用によって収入の極大化を図った。
商品面では高度な温度管理で医薬品等を輸送するサービス「J SOLUTIONS PHARMA」の販売を強化し実績を伸ばすとともに、羽田空港をハブとした内際接続サービス「J LINK」を展開し生鮮品などの誘致に努めた。
結果、有償貨物トン・キロベースで前年同期比5.5%の増加となり、収入については競争の激化等により前年同期比1.5%減少の128億円となった。
国内線貨物は主要路線の一部機材小型化や北海道地区の天候不順による生鮮品の出荷減などの影響があったが、顧客との関係強化や新規貨物の誘致等によって収入極大化に努めた。
有償貨物トン・キロベースで前年同期比1.6%の増加となり、収入については前年同期比0.6%増加の60億円となった。
JALグループ/7月の国際貨物20.6%増、国内貨物7.6%増