日本コンセプトが5月15日に発表した2025年12月期第1四半期決算によると、売上高45億1200万円(前年同期比11.4%増)、営業利益3億4700万円(41.4%減)、経常利益3億3200万円(47.5%減)、親会社に帰属する当期利益2億3800万円(45.7%減)となった。
国際輸送、特に輸出については、年明け以降、正月休み、旧正月もあり、一部地域を除いて取扱本数が想定を下回った。海上運賃は落ち着いているものの、そのほかのコストは上昇基調であることに加え、いくつかのトレードにおいて競合が厳しくなったうえ、一時的な費用を計上せざるを得なかったことから、結果利益率を押し下げた。春先からの需要期を前に、オペレーションの効率化、ならびに、収益改善に向けた顧客との対話・交渉に取り組んでいる。
国内輸送においては、年明け以降、月毎に取扱いが増えているが、目標を下回った。2024年問題対策案件1件あたりの規模は必ずしも大きくないが、安定した需要が期待できる、としている。
日コン外航ガスタンクケミカルが担う高圧ガス事業については、新潟支店での取扱いも始まり、着実に成長している。同社の当第1四半期の売上高は、前年同期の2億2300万円を14.0%上回る2億5500万円を計上している。
通期は、売上高199億3900万円(9.4%増)、営業利益33億600万円(16.2%増)、経常利益32億7500万円(13.6%増)、親会社に帰属する当期利益22億2700万円(15.3%増)を見込んでいる。
岡山県貨物運送 決算/3月期の売上高1.7%増、営業利益41.7%増